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高橋、昨年の雪辱晴らし優勝!

恒例の“勇誠会格闘祭り”格闘空手選手権大会が今年も熱い火花を散らした。
最も注目された男は昨年度、オール1本勝ちで1試合毎にギャラを稼いだ男、慧舟会の廣井一隆(SAW全日本王者)だった。
柔道家である彼の優勝に空手選手達は無念の涙を浮かべ存分に屈辱を味わった前回大会から1年、
空手かの誰かが雪辱を晴らすことができるのか?に注目が集まった今大会であったが
幕を開けると見事昨年度準優勝で勝った柔道家、負けた空手が入れ替わった形で決戦は幕を閉じた。

小よく大を制す、高橋直弘、堂々の優勝である。
そして勇誠会の若きエースの誕生の瞬間でもあった。
高橋は昨年準優勝の悔しさは勿論のこと、プロ興行アクセルでミドル級にエントリーし、折れぬ心を磨いたことや、
沖縄ウエルター級タイトルマッチ(対トシ・キジムナー戦)でも一歩も下がらぬファイトを
展開した事により勝負に対する執念を養い、自流大会では満を期してのエントリーとなった。
そして兼ねてから稽古した決め技、金的蹴りを駆使し、体重差50Kgの廣井から勝利した。
しかし、1回戦から楽な闘いは全く無く、初戦では当日抽選のイタズラか、昨年度3位の江口功治との同門対決で苦戦。
辛くも先輩の意地で乗り切りコマを進めたものの準決勝ではさすがに110Kgの廣井の投げに苦しみ悪戦苦闘。
決勝戦では第9回大会の王者、谷口 聡(理心塾)と本選からいきなり薄い革グローブでの殴り合い。
ラウェイや顔面有りのルールに慣れた谷口相手に不利は明確といったその時、
理心塾側からなんと金的攻撃排除の要望があり高橋もこれに承諾。
この不利を請った高橋の心が試合の明暗を分けたと言っても過言ではない程、見事にパンチの打ち合いで谷口の攻撃をブロックし、
延長戦で3−0の完封勝利。観客からは感動の正援が飛び交い大成功の大会となった。
1つ悲しいことは、トーナメントでは相次ぐ欠場者が目立ち、不戦勝試合も多く、出場させた団体に対する一貫性の欠如に憤りを感じた場面や武道試合に対しての心構えを再認しなければいけない点があったことだろう。
またこの大会にはアクセルミドル級タイトルマッチも組まれた王者、屋比久孟嗣(沖縄)がアマチュアで負けしらずの高附賢吾(フォーオールボクシングコミュニティー)を下し、2度目の防衛に成功した。
新人戦トーナメントでは昨年準優勝の弱冠13歳の三宅優亮(士道館横山道場)が遂に優勝した。
しかし実戦を強く意識したこのルール意外とイケるかも知れない・・・・。